Monthly Archive for 7 月, 2010

「Dive to Wine」満席のお知らせ


「Dive to Wine」満席のお知らせ

7月28日の「Dive to Wine」はお陰さまで満席となりました。

現在、キャンセル待ちを受け付けるのと同時に、席数の調整を
させていただき、受け入れ態勢を整えております。

参加をご希望のお客様は、登録フォームに「キャンセル待ち」の旨を
ご記入いただければ、キャンセル待ちとして登録させていただきます。

ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。

「Dive to Wine」

Twitter
http://twitter.com/Divetowine

Blog
http://cafehaus.jp/blog/?p=278

キャンセル待ちフォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=567678

Dive to Wine ♯001


「Dive to Wine #001 ROSE&BBQ!!」

「Dive to Wine」は、私たちワインのインポーターが、一般の
お客様に本物のワインの楽しさを紹介する事を目的とした、
新しいスタイルのお祭り騒ぎイベントです。

今回は、ワインを心から愛し、真心を持って輸入・販売している、
総勢10社が集結し、各社が自慢のワイ ン、全50種類を惜しげ
なく抜栓します。

記念すべき第1回のダイブスポットは東京・豊洲の新名所
「CAFE;HAUS」。

併設された広い庭でガーデンBBQでのワイルドなお料理と共に、
今、世界的ブームになっているロゼワインを中心に、アウトド
アで飲んで欲しい、本物のワインを是非堪能して下さい。

divetowine

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Dive To Wine」はインポーターが直接、一般消費者である、
参加者の皆様にワインの楽しみを伝えるイベントです。

ここで言う「インポーター」とは、ワインを世界のワイン産地か
ら買い付け、輸入・販売している会社のことです。
ワイン業界の中心でありながら、普段は一般のお客様にとっては
常に影の存在で、お酒屋さんや飲食店を裏で支えている。

しかしながら、お酒全般の消費が落ち込む中、今までのよう
に質の高いワインを輸入すれば勝手に売れる時代では無くなり
ました。

これから求められるのは、生産者の代弁者として、インポータ
ーが一般のお客様の前に出て、直接正しいワインの姿を良心を
もって伝える事ではないでしょうか。

「Dive to Wine」は、今後も場所や時間を変えて開催する
予定です。

一般のお客様にとって、様々な親しみやすい環境の中で、
インポーターと一般のお客様をつないで行きたいと思います。
場所や季節によって、参加するインポーターや提供するワイン
をフレキシブルに変化させ、良い意味でゆる~く繫がって
いきます。

今後とも宜しくお願いいたします!

イメージ画像(1)

 

 

 

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「Dive to Wine #001 ROSE&BBQ!!」

〈詳細〉
日時:7月28日(水)18:30~22:00
※雨天時は店内にて開催します。

会場 :CAFE;HAUS

東京都江東区豊洲 2-1-9
03-5534-8025

募集人数:100名

料金:5,000円(フォームからの予約の場合)
(当日入場は 5,500円 ※人数が定員に達した場合、
お断りすることがございます。)

イベント内容:
50種類のワインが飲み放題!BBQつき

出品予定ワインは随時Twitterにてアップします!
http://twitter.com/Divetowine

また当日、お気に入りのワインは一部、ボトルでの
販売もしおります。
(後日、オンラインショップでも購入できます)

申し込み:こちらのフォームから登録をお願いします。

http://form1.fc2.com/form/?id=567678

主催:Dive to Wine 運営委員会

第一回参加インポーター:
アストル
AMZ
ヴァイ&カンパニー
ヴァンクール
ヴォルテックス
オルヴォー
コスモジュン
野村ユニソン
モトックス
ラシーヌ

お問合せ:CAFE;HAUS

03-5534-8025 担当:石渡

生産者レポート Rene Mure(後編)


生産者レポート
Rene Mureの後編となります。

今回は彼のピノ・ノワールについて。
また、彼らの代名詞ともいえるクロ・サン・ランドランという
特異な区画についてなどをレポートいたします。

2007 Pinot Noir
2008 Pinot Noir Signature

『コート・ド・ローファの語源は赤い水という意味なんだ。
それを示すように表土は酸化した鉄分を含む赤い土で鉄分
が多いんです。』

2007 Pinot Noir « V »
2007 Pinot Noir Clos St Landerin
1999 Pinot Noir Clos St Landerin

ルネ・ミューレの名前を一躍知らしめたひとつのきっかけが彼の
ピノ・ノワールと言えるでしょう。
アルザスとは思えない深みのある色調、凝縮したアロマ、熟した
キメの細かいタンニンが感じられます。上級キュヴェになってくる
と明らかにワインの質があがり改めてアルザスは品種のワインでは
なくテロワールのワインだと感じさせてくれます。

法律上、アルザスではピノ・ノワールはグラン・クリュを名乗ること
が出来ません。そのためピノ・ノワール « V »は特級畑Vorbourg
(フォルブルグ)の頭文字を指しています。
(クロ・サン・ランドランは特級畑フォルブルグ内の区画名)

2007年の彼のピノ・ノワールを飲んだ時、数年前と比べて力強く
濃厚なアタックがやわらぎ、余韻へと続く香りの要素がより感じられ
ました。

メディアなどで喧伝されているキリヤコス・キニコプロス氏
(ブルゴーニュにてルフレーヴやペロ=ミノのコンサルタントを
務める)のコンサルタントが終わったのだろうかと彼に尋ねてみた。


『1995年から、私は彼に年に2度ほど来てもらい、アドバイスを
いただいていました。ここ数年は、年に一回ほど私がボーヌに出向い
てアドバイスを貰っています。彼には本当に色々なことを教わりました。
彼のやり方が良いとか悪いとかではありません。私の先生です。』

『クロ・サン・ランドランは南に向いた日照に恵まれた土地です。
しかし石灰質土壌がもたらすエレガンスがそこにはあります。
2007年は本当にクロ・サン・ランドランらしいエレガンスを
備えたワインになりました。2005年や2008年は、果実味
の年で、エキゾチックなスパイスの香りがあり比較的早くから
楽しむことが出来るワインになっています。』

2005 Sylvaner Clos St Landerin Cuvee Oscar

ピノノワール同様、グランクリュを名乗ることが許されていない葡萄。
没個性的になりがちなシルヴァネールですが、非常にアロマティック
で完熟した果実味と残糖の甘味がありますが、綺麗なミネラルを伴う
酸味が甘味とのバランスを保っています。

『このシルヴァネールはアルザスの中でも最も樹齢が古いものなんです。
一番古い樹で樹齢は75年にもなります。
アルザスのグラン・クリュ法が制定された1980年代に、グラン
クリュとして認可されなかったシルヴァネールはほとんどが抜かれ
てしまいました。しかし、この区画の葡萄は私の祖父Oscar
(オスカー)が非常に愛して育てていた葡萄です。
そのため私たちはこの葡萄を残し、このワインに祖父の名前を冠し
て造っているのです。』

試飲会でも、お客様の間で驚きを含んだ反応が顕著に見受けられました。

2007 Riseling Grand Cru Clos St landerin
1999 Riesling Grand Cru Clos St Landerin
1997 Riesling Grand Cru Clos St landerin

『クロ・サン・ランドランにはグレープフルーツの香りが出てきます。
これはテロワールの特徴です。
2007年はこれから20年間は味わいが向上を続けて行くでしょう。
1999年は貴腐が発生した年です。そのため熟成を経て、貴腐を思
わせるような香りが感じられます。』

アルザスワイン最高峰のひとつに貴腐から生まれるセレクション・
グラン・ノーブルがあることは知ってはいました。
しかし素朴な疑問として、この収穫期にこそ最上のワインを生む
貴腐菌は、タイミングや葡萄を間違えてしまえば、病害にもなり
うるのではないでしょうか。

『クロ・サン・ランドランでは斜面の場所によって植える品種を変えています。
リースリングには冷涼さが必要なので斜面の下部に植えています。
斜面中腹にはピノ・グリとゲヴェルツトラミネール。
斜面の上部は最も日照が強いため、ミュスカ、ピノ・ノワール、
シャルドネを植えています。
フォルブルグはヴォージュ山脈のおかげで雨がほとんど降りません。
山脈からは乾燥した風が吹き下ろしてくるため斜面の上部は比較的
乾燥しています。土壌からの湿度のたまりやすい斜面の下部の方が
貴腐菌の発生には適しているでしょう。しかしそれにも健全な葡萄
栽培をするということが前提です。』

 

彼のリースリングに共通するのは、集中力のある果実味がありながら
背景にしっかりとした酸味、ミネラルが感じられる点です。
ソムリエ試験などで教わった、リースリング=ペトロール(石油系)
香はあまり感じられませんでした。

『リースリングのペトロール香というのは本来の葡萄の香りではない
と思います。若い段階で生まれるペトロール香は未熟な葡萄、未熟な
樹に由来するのです。
リースリングのペトロール香というのは長い時間の熟成を経た時に
生まれてくる香りなのです。だから私は若い段階で出てくるペトロ
ール香はあまり好きではありません。
逆に私たちのワインは20年も熟成を経てくると香りが変化して好ま
しいペトロール香が生まれ、リースリングもゲヴェルツトラミネール
もピノ・グリも見分けがつかなくなるほどなんです。』

 

Thomas氏とはかなり長い時間をかけて説明をしていただきました。
こちらの質問にも嫌な顔ひとつせずに、非常に丁寧に解説をする姿。
試飲会の時も、たくさんのお客様の意見に耳をかたむけていました。
また、他のブルゴーニュの生産者とも積極的に意見を交換している姿
を見て彼のワインは更に進化していくと確信を深めました。

生産者レポート Rene Mure(前編)


生産者レポートRene Mure・Thomas Mure氏となります。
Thomas氏からはかなり多くの話が伺えたので2回に分けてご案内させていただきます。

Rene Mure
12代目 Thomas Mure氏(栽培・醸造担当)

アルザスの最南端、ローファ地区に居を構えるルネ・ミューレは12代続く
生産者です。彼のワインの特徴のひとつとして集中力を感じさせる果実味が
挙げられるでしょう。

この理由として、アルザスとして異例な密植度の高さと冷涼なアルザスにお
いて類まれな日照に恵まれたクロ・サン・ランドランの優位性が考えられる
と思い、彼に尋ねてみた。

『私たちは1ヘクタールあたり約10,000本という植密度で葡萄を植え
ています。確かに、現在のアルザスでは1ヘクタールあたり4,000本程
度の植密度が一般的です。しかし、150年前のアルザスではどの畑も私たち
のような植密度の高さだったのです。
植密度が下がった一番の大きな理由は大戦後のことだと思います。株を均等に
植えてコントロールするキャノピーマネージメントの浸透、それによりトラク
ターでの土壌の耕作が主流となりました。トラクターを畑に入れるには植密度
を下げなくてはなりません。』

『現在、私たちのクロ・サン・ランドランの畑は畝と畝の幅が約1.3メートル。
そして80センチ間隔で葡萄樹が植えられています。植密度があがれば表土で
は葡萄樹同士の生存競争が起こり、葡萄は深く深く根を下ろします。
クロ・サン・ランドランの畑は日照が強く、非常に石灰質が強い土壌です。
葡萄が根を深く張ることによって、地上での日照が強くても水分不足になること
はなく、葡萄が健全に成熟してくれるのです。真の意味でのテロワールを表現す
ることが出来るのです。』

彼の言葉には繰り返し繰り返し『Maturite(果実の成熟)』と『Racine(樹の根)』
が登場します。多産型のアルザス品種において、クロ・サン・ランドランの個性を
表すための手段なのでしょう。
特級畑ですら1ヘクタールあたり最大70ヘクトリットルまで収穫が認められてい
るこの地で、彼らは収穫量を平均25~45ヘクトリットルと極端に低く抑えてい
ます。

『私たちはこの10年間、ビオディナミ栽培を選択しています。
これも健全な土壌を造り、葡萄樹の根を地中深く下ろすためです。
そして収穫量を低く抑えることで葡萄は健全に成熟し、テロワールの個性を
反映してくれるのです。』

幕張でのフーデックス期間、そして生産者主催合同試飲会で
彼らのワインを試飲しながら各々のワインについて説明してもらいました。

NV Cremant d’Alsace Cuvee Prestige
2007 Cremant d’Alsace Millesimes
彼らのクレマン・ダルザスはシャンパーニュとも異なる個性があり、果実味とミネラル
のバランスをアルザスらしい酸味が支えています。
単独年で仕込むミレジメは、2006年まではクロ・サン・ランドランに植えられた
シャルドネ種100%で造られていました。

しかし2007年からはシャルドネとリースリングを50%ずつのブレンドに変更
したとのことです。

『なぜリースリングを混ぜたのかについては理由があります。
まず、クロ・サン・ランドランの個性をよりはっきりと表現するためにはシャルドネ100%では
少し重たすぎると考えたからです。
2007年は私たちが知っている限りで本当に最良の年となりました。十分な日照に
恵まれたおかげで、この年のシャルドネの潜在アルコール度数は13.5度にまで達
しました。
しかしその背景には地球温暖化の影響があると私たちは考えているので手放しで喜ぶ
わけにはいかないかもしれません。
30年前と比較して、葡萄の開花、収穫は約2週間ほど早くなっています。』

彼の言うとおり、クレマン・ダルザス ミレジメ2007は従来の体躯のしっかり
としたシャルドネの重厚さに、冷涼さを感じさせるリースリングのアロマとミネラル
感が加わっており、クレマン・プレステージの延長線上に位置する味わいに感じられ
ました。

2007 Riesling Cote de Rouffach
2007 Gewurztraminer Cote de Rouffach
2008 Riesling Cote de Rouffach
2008 Pinot Gris Cote de Rouffach
2008 Gewurztraminer Signature

彼らのワインは、これまではいわゆるネゴシアン物となるコート・ド・ローファと
ドメーヌ物となるクロ・サン・ランドランを中心としたワインのふたつに大別出来
ました。しかし、2008年、INAOのアペラシオン制度の強化を受けて、彼らのピノ
・ノワール コート・ド・ローファの区画の一部が“コート・ド・ローファ”を名乗
れなくなってしまいました。そこで彼らは、従来のネゴシアン物であるコート・ド・
ローファを“Signature(シニャチュール)”という新たなラインとしてリリースする
ことになりました。

ネゴシアン物?と侮るなかれ。
近年、目覚ましく向上を続けたコート・ド・ローファのワインは
“Signature(署名)”の名前の通り、ルネ・ミューレのお墨付きワインとして旨
を張ってご案内できます。

つづく・・・