Monthly Archive for 3 月, 2016

新着ワイン【En Attendant la Pluie】


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En Attendant la pluie( オン・アタンダン・ラ・プリュイ)~雨を乞う~ 

2006年から2008年の3年間、連続して極度な乾燥気候に襲われポッシブルの
ブドウ収穫量は激減してしまいました。
ドメーヌとしてのワインの生産量の減少分を少しでも補うため、ルイックは2009年
にネゴシアン【En Attendant la pluie】を設立しました。

『オン・アタンダン・ラ・プリュイ』は『雨が降るその日まで』『雨を待ち続けながら』と
いう意味で、猛暑や強い乾燥の年でも、無事にワインが造れるよう願いを込めて
名付けられました。

フランスの法律上、ドメーヌとネゴシアンの双方を経営する場合、建物や醸造所が
物理的に離れていなくてはいけません。しかし、経済的に新しい醸造所を造ることは
出来ないので、オン・アタンダン・ラ・プリュイがドメーヌ・デュ・ポッシブルの葡萄を買い
取ってワインを造る形に変更しました。そのため、ドメーヌ・デュ・ポッシブルのワイン
にも【 Mis en boteille En Attendant la pluie】という元詰表記されています。



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2014 Tout bu , or not tout bu Cotes du Roussillon
(トゥ・ビュ オア・ノット トゥ・ビュ コート・デュ・ルーション)
グルナッシュ・ノワール70%(樹齢30年)カーズ・ド・ペーヌ村、標高70m、
黒色泥灰土、シスト土壌
ムールヴェードル30%(樹齢25年) 標高30m 粘土石灰質土壌

気温の低い朝7時から収穫、24時間、4度の冷蔵庫で保管。
破砕、除梗せず全房のままタンクに入れ、低温で2週間マセラシオン・カルボニック、
プレスし、タンクでさらに2週間。アルコール発酵後、2度澱引き。
80%ステンレスタンク、20%を4年樽で半年間熟成。春にアッサンブラージュし、
7㎎SO2を添加して瓶詰め。

シェイクスピア著『ハムレット』の有名な台詞、
To be or not to be(生きるべきか、死ぬべきか(それが問題だ))とフランス語の
Tout bu(全部飲む)を掛けてあるフランス人の新聞記者アレー氏による造語。
『飲むべきか、飲まざるべきか(それが問題だ)』


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2014 L’eau a la bouche Cotes du Roussillon
(ロ・ア・ラ・ブッシュ コート・デュ・ルーション)

シラー50%(樹齢30~40年)標高500m、花崗岩
グルナッシュ・ノワール10%(樹齢35年)標高350m 花崗岩
カリニャン・ノワール10%(樹齢80年)標高350m 花崗岩
サンソー30%(樹齢40年)標高100m 石灰岩
(サンソーが加わるのは2014年で最後となります。)

収穫後、破砕、除梗せず全房のままタンクに入れ、最初の30%のみピジャージュ。
その後葡萄を加えピジャージュなし。
20日間のマセラシオン。タンクでアルコール発酵からマロラクティック発酵。
80%は品種ごとにステンレスタンクで熟成。
残りの20%はすべてアッサンブラージュして4年樽で熟成。

2015年4月にすべてアッサンブラージュして2カ月熟成させ瓶詰め。
直訳すると『口の中の水』美味しいものを目の前にしてよだれが出てくること。
『食べたい!飲みたい!』という意味



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2014 Pataques Cotes du Roussillon
(パタケ コート・デュ・ルーション)
グルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン20%、ムールヴェードル10%

トタヴェル村 標高200m、粘土石灰質 フェルマージュ契約ですべて
ルイック氏が栽培管理。グルナッシュ・ノワール(樹齢30年)、シラー(樹齢25年)、
ムールヴェードル(樹齢20年)

他の区画:標高200m、東向き、片麻岩
カリニャン(樹齢40年)、グルナッシュ・ノワール(樹齢40年)

すべて同じ日に収穫し、すべての品種を一緒に破砕、除梗せず全房のままタンク
に入れ、軽くピジャージュ。3週間のマセラシオン。マセラシオン期間にアルコール
発酵を終え、プレスの時には残糖が無く発酵が終了しています。
熟成は、ステンレスタンクで8カ月。

『騒ぎ、ごちゃごちゃ、無計画』という複数の意味を持つ言葉。
音の響きの良さと葡萄品種が混ざり合い混醸したこのワインにふさわしいと命名。
『ごっちゃ混ぜ!』


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2013 Jamais deux sans Trois Cotes du Roussillon
(ジャメ・ドゥー・サン・トロワ コート・デュ・ルーション)

ルイック(ポッシブル)、エドゥアール(ル・ブー・デュ・モンド)、アクセル(ル・タン・デ・
スリーズ)。この仲の良い三人の生産者が、それぞれの最高品質のグルナッシュを
持ち寄って造ったワイン。ワイン名は『二度あることは三度ある』。
彼らは仲がとてもよく、三人の内二人が揃うと三人目は必ず近くにいることを意味
している。

ブドウ品種:グルナッシュ(3生産者のグルナッシュを1/3ずつ)
※ルイックは【C’est pas la Mer a Boire】用のグルナッシュで、樹齢50年、
シスト土壌、標高250M。
※エドゥアールのグルナッシュは、樹齢45年、片麻岩質土壌、標高400M。
※アクセルのグルナッシュは、樹齢40年、花崗岩・クオーツ質土壌、標高450M。

まず三人が、それぞれ同じ醸造方法でワインを造る(全房のまま3~4週間マセラシ
オン・カルボニック)。ルイックとエドゥアールは樽を使って発酵と熟成を行う。
アクセルはタンクで醸造・熟成を行う。3者それぞれ一樽分225Lのワインを、ルイック
の醸造所のタンクにてアッサンブラージュ。その後、そのタンクで6カ月間の熟成を行い
ボトリング。(SO2無添加・自生酵母使用)

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新着ワイン【Chateau Lassolle】


Stephanie Roussel

Chateau Lassolle シャトー・ラッソル

ボルドーから流れるガロンヌ河の上流域に連なるシュッド・ウエスト地方は、その品質と
価格のパフォーマンスにおいて、注目を浴びています。
しかし南西地方のワインという名で、この異なる伝統を持った産地に共通したスタイル
を見出すことはできないでしょう。なぜなら共通した土着品種もなければ、歴史も、土壌
もすべて異なるモザイク状のテロワールがそこには存在しているからです。まさに【フラ
ンスの新世界】と言える新しい流れが生まれてきているのです。
土地の個性、この土地の人々が培ってきた意思、そして私達の感覚と情熱のマリアージュ
を反映させているのです。ガロンヌ河右岸に位置し、海洋性気候の影響で温暖で湿気が
多いというブドウにとって最適な条件を持つコート・デュ・マルマンデは、エリアン・ダ・ロス
を始め新世代の台頭が著しい注目のアペラシオンです。

シャトー・ラッソルは2002年、ロームシュタイン(Romestaing)の地にステファニー・
ルーセル(Stephanie Roussel)女史によって設立されました。
ステファニーは、以前は経済学・法学を学んでいました。しかし、ワインの世界に惚れ込み
ボルドーのビストロで働いた後にヴィニュロンの道へ進みました。

畑はボルドー、ソーテルヌ地区から続く砂礫土壌に石が混じります。1947年、1960年に
植樹されたマルマンデ伝統の古木であるアブリュー(果肉まで赤いタンチュリエ品種)、
コー、フェルセルバドゥー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローが除草剤、化学肥
料、合成肥料なしで育てられています。そして、フィロキセラ禍によって接ぎ木を施して
いない樹齢100年を越える古木、フラン・ド・ピエのセミヨンとカベルネ・フランが彼女を
この畑の虜にしました。

彼女を導いたのはブルゴーニュの母、ラルー・ビーズ・ルロワ女史です。
ビオディナミによる栽培方法はマダム・ルロワに師事しています。土地の特徴、そして畑
と土中の生態系を尊重することでワインにテロワールを転写するのです。2013年ごろ
よりイタリア産の卵型アンフォラタンクを採用して現在も少しづつ増やしています。
この卵型はφ黄金比率によって形成されており、角が無い形状のため、手を加えること
なくアンフォラの中でジュースが自然と滞留し循環するのです。そのため、人為的なピ
ジャージュを施すことはありません。また、適度な酸化を促すことによりワインに緊張感
を与えます。現時点(2015年)ではアンフォラ100%によるキュヴェはありませんが、
将来的に目標としています。

シャトー・ラッソルではマセラシオン・カルボニックは施しません。土壌の特徴をより鮮やか
に表現するためにはマセラシオン特有の香りは避けた方が良いという判断です。基本的
には全房で発酵させますが、成熟度の高いヴィンテージは過度なタンニンを避けるため
除梗します。破砕はごく軽く、もしくは一切しません。

Chateau Lassolle

Petit Canon de Lassolle Vin de France

2011 Petit Canon de Lassolle Vin de France
プティ・カノン・ド・ラッソル ヴァン・ド・フランス
葡萄:マルベック25%(樹齢45年)、メルロー12,5%(樹齢70年)、
シラー12,5%(樹齢40~60年)、アブリュー25%(樹齢80年)、
フェルセルヴァードゥ25%(樹齢60年)。マルベック以外はマッサル選抜
畑・土壌:畑はセパージュごとに別々だが、土壌は全てソーテルヌ地方から続いている
赤いグラーヴ・砂礫の脈。標高は200mほど。
醸造:成熟の早いアブリューのみ先に収穫、マルベック、メルロー、フェルセルヴァ―ドゥ、
シラーの4品種を全て同じタイミングで収穫、同じコンクリートタンクで混醸します。
メルロー以外の3品種は除梗、破砕しないグラン・アンティエール。
メルローは全房のままタンクの最後に入れることで果帽の役割を担います。
ピジャージュは一切施しません。
マセラシオン・カルボニックはせず、ルモンタージュで酵母を活性化させる。
アルコール発酵後プレス、再びコンクリートタンクに入れマロラクティック発酵。
アブリューは全房のまま別のコンクリートタンクでルモンタージュ。還元を防ぐため、
アルコール発酵が完全に終わる前の残糖が20~30g/Lの状態でプレスする。
再びコンクリートタンクで最終的なアルコール発酵とマロラクティック発酵。
両方のタンクのマロラクティック発酵終了後にアッサンブラージュ。ごく少量SO2を
加えコンクリートタンクで4年間熟成させる。2015年10月に瓶詰め。

Triple S Vin de France

NV Triple S Vin de France
トリプル・エス   ヴァン・ド・フランス(少量入荷・限定品)
葡萄:ソーヴィニョン・グリ45%(樹齢30年)、セミヨン35%(樹齢70年から100年、
フラン・ド・ピエで接木されていない)ソーヴィニョン・ブラン20%(樹齢40年)
畑・土壌:畑はセパージュごとに栽培、土壌は全てソーテルヌ地方から続いている
赤いグラーヴ・砂礫の脈。標高は200mほど。
醸造:アンフォラとタンク、ウィヤージュ(補酒)を施さず、意図的に酸化を促しながら
樽熟成。2010年に全3品種を収穫。セパージュごと別々に圧搾そして醸造。
品種別に古い垂直プレスで8時間から9時間かけてダイレクト・プレス。
ソーヴィニョン・グリのみ圧搾前にプレス機の中で、24時間の短いマセラシオン。
ソーヴィニョン・グリとセミヨンはそれぞれ別々でタンクで発酵と熟成。
ソーヴィニョン・ブランは300Lの樽で18ヵ月間熟成。樽は意図的に一杯にしないで
ウイヤージュ(補酒)を施さずに適度に酸化を促す。18ヵ月後タンク入れ。
2012年再び葡萄を少し収穫。ゆっくりプレスした後、発酵を終えたワインをそれ
ぞれのタンクに足す。2013年は質のよかったセミヨンだけ収穫し同じようにプレス。
イタリア製のアンフォラで熟成10カ月間。2015年春にアンフォラのセミヨンと
他のタンクの最終アッサンブラージュ。2015年末にボトリング。

 Coup Franc Vin de France

2011 Coup Franc Vin de France
クー・フラン ヴァン・ド・フランス(少量入荷・限定品)
葡萄:カベルネ・フラン100%(樹齢63年~100年以上。接木されていないフラン・ド・ピエ)
樹齢100年以上の樹はフィロキセラに耐えられた。今は根が深さ15メートルまで達している。
畑は約1ヘクタール。半分は100年以上前に植えられた。もう半分は1948年に最初の半分
の葡萄の木の枝をマルコタージュ(取り木法と呼ばれる、フィロキセラ禍前の栽培方法)で
植えられたもの。
畑・土壌:ソーテルヌ地方から続いている赤いグラーヴ・砂礫の脈。
標高は200mほど。(馬による畑耕作)
収穫:手摘み、2011年9月24日、収穫時に選果した後、醸造所にて再び選果台で選果。
醸造:80%除梗。破砕せずタンクで15日間低温マセラシオン。
19~25℃で30日間アルコール発酵、ピジャージュ。
ブルゴーニュの5年樽でマロラクティック発酵、24カ月熟成。

Domaine du Possibleの新酒


3月14日より出荷開始!!


Domaine du Possible
(ドメーヌ・デュ・ポッシブル)から、シラー種の新酒が
リリースです。

2015年10月に蔵元へ訪問した際、タンクにあったマセラシオン・カルボニック
で醸造したシラーを試飲させて頂きました。
本来は他のキュヴェとブレンドする為のワインだったのですが、そのタンクの
ワインだけでバランスが良かったので、このタンクのワインだけでのボトリング
をお願いしてみたら、ルイックがOKしてくれました。

という事で、ポッシブル初のプリムール的なワインが誕生です!

シラー種のブドウジュースを思わせる、フレッシュ&ジューシーなワインです。
マセラシオン・カルボニックで醸造している為、タンニンやスパイシーな感じが
無く、グビグビ飲めてしまいます。

ワイン名は「悪い癖は治らない(一度飲んだらまた飲みたくなる)」という意味。

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2015 Qui a bu,boira VdF(キ・ア・ビュ,ボワラ VdF)
品種:シラー 100% 樹齢25年
畑・土壌:シャリヴァリの隣にある畑。標高420m。片麻岩。
収穫:2015年9月1日。(9月2日にタンク入れる)
醸造:マセラシヨン・カルボニック12日間。ピジャージュ無し。
発酵は30日間。その後12月半ばまでタンクで2ヶ月間熟成。
アルコール度数11.5%。
瓶詰めまでに2回スーティラージュを行っている。
醸造及び熟成中のSO2添加はゼロ、瓶詰め時に9mg/L添加。

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